動物病院に連れてほいって欲しいと言い出せず、愛猫を見殺しにしてしまった

 

 

私は小さいときから動物が好きで、特に猫はグッズを集めているくらいに好きな動物です。

 

 


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そんな私が猫を飼っていたのは中学生のときで、里親募集の広告を見て両親に一生懸命頼んで引き取りに行きました。

 

乳離れをして、普通のキャットフードを食べられるようになったばかりの雑種の女の子です。

 

 


こんなに大きくなっても乳離できない猫達

 

 

前の飼い主さんに、育てるために必要なもの、あげてはいけない食べ物、そのほかにも色々な注意事項を教えてもらい帰りました。

 

 

あの子に異変が起きたのは、引き取ってから1年ほど経った頃でした。

 

 

引き取る際に教えてもらったことはちゃんと守り、ネットで調べたほかの注意事項も実践していました。

 

しかし、段々ごはんを食べなくなり、元気がなくなっていってしまいました。

 

 

私の家の近所には動物病院が無く、事前に調べた最寄りの病院へは車を使わないと不便な場所です。

両親は共働きで、父親は車通勤ですが休日もほとんど家にいません。

 

元々無理を言って猫を飼わせてもらったので、簡単に「猫のために車を出してほしい」とは言えませんでした。

 

 

そうこうしているうちに様子は悪くなっていき、あまり動かなくなってしまいました。

 

 

やっと病院に連れていけたときにはもう手遅れで、そのまま亡くなるまで見守ってあげることしかできませんでした。

 

 

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もし家の近所に動物病院があれば、もしくは病院が駅の近くにあれば、学生のときの私でも連れていくことができ、かわいいあの子を死なせずに済んだかもしれません。

 

もちろん、ちゃんと病気になってしまったときには車を出してほしいと最初から頼んでおけばよかった話ではあります。

 

けれど、私のようになかなか言い出せない方、そもそも家に車がない方もいると思います。

 

 

愛猫にこのような思いをさせてしまうくらいなら、猫を飼わなければよかったなと今でも思います。

 

 

 

動物病院で「こんな軽い症状でうちに来ないで」と言われた

 

 

猫が食事を取らなくなったので、心配になって病院に連れていきました。

 

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受付でかなり待たされたのですが、混んでるから仕方ないと諦めていました。

 

ところがなんと。

 

朝から待たされた挙げ句に診療までにお昼休憩を挟むから、午後に来てくださいと言われたのです。

 

 

イライラして午後にいくと、さらに混んでいました。

 

午後の診療が始まってもなかなか呼ばれず、見てもらえたのは午後3時を回ってからでした。

 

 


病院ってそうですよね!?診察はすぐ終わっちゃうのに、待ち時間だけ長いのをどうにかしてほしい。。

 

 

お医者さんは若い先生で忙しそうにうちの猫の診療を始めたのですが、診療を始めてすぐに軽い症状なので、点滴をすればすぐによくなりますと言われたのを覚えています。

 

長く待たされた末に明確な説明もせず、診療はすぐに終わりました。

 

症状が軽くて安心していた私に向かって、お医者さんはこんな軽い症状でうちには来ないでくださいと言い放ったのです。

 

 

はじめて猫を飼って、何も分からずに病院に行った私が悪いのかとその時は思いました。

 

少したってまた猫が具合悪そうにしていたので、友人から教えてもらった評判のいい病院に行きました。

待たされるのを覚悟で行ったのですが、すんなりと診療までいけたので驚いたことを覚えています。

 

しかも丁寧に診療してくれて、具合が悪い理由まで説明してくれました。

次にこうならないようにするにはどうすればいいのかという、アドバイスまでもらえました。

 

 

動物病院の先生は対応が悪い人ばかりだと思っていたので、感動したことが忘れられません。

 

対応が悪い医者もいれば、良い医者もいるとその時学びました。

 

 

猫が亡くなってからも思いを引きずるくらいなら、飼わなければよかった

 

 

我が家で飼っている猫は、全部拾われてきました。

 

具合が悪くなったのは、3番目に拾われて来た子猫で、まだ目も開かないような状態で我が家にやって来ました。

 

 


可愛すぎる子猫の成長記録 生後一か月から1歳になるまで

 

 

その日は元気そうにしていたのですが、夕方になるにつれて元気が無くなり、寝床としたタオルの中でぐったりとしてしまいました。

 

息も浅く、ミルクも喉を通らない状態になり、とにかく早く動物病院へ連れて行こうと思ったのですが、その日は休日で病院は休診になっていました。

 

他の2匹も心配そうに、子猫の身体や足を舐めたりしているのを見て、私も家族も切ない思いで胸が痛くなりました。

 

 

ガーゼに水を含ませて口に押しあてて水分を取らせたり、手足を撫でて刺激を与えたりと、思いつく事を交代でやりながら日にちが変わるのを待っていました。

 

明け方頃になって、子猫が小さく口を開けて鳴いたような気がしました。

何か言いたい事があるのか、言葉が通じれば良いのにと、我先にと耳を近づけて子猫の呼吸を聞きました。

 

 

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日付が変わり、朝一番で病院に連絡を取って診察を受けるまで子猫は頑張ってくれました。

時間の過ぎるのがこれ程長く感じた事はありませんでした。

 

 

抱きかかえて連れて行った子猫を見た病院の先生は、難しい顔のまま丁寧に診察をしてくれましたが寿命を延ばす事はできませんでした。

 

短い間だけでしたが、家族であったのだからと動物供養の法要をしました。

 

何か言いたい事は無かったのかと今でも思います。

 

線香の煙が立ち上って消えて行った光景は、今でも忘れる事はできません。

 

 

こんな思いを引きずるのなら、猫を飼わなければよかったなあと思います。